フェローズ/ストーミーブルー│ジーンズの歴史と魅力



 

フェローズ│Pherrow's

リアルマッコイズの創設メンバーの1人である志村氏が紆余曲折を経て独立後、
1991年に立ち上げた老舗アメカジブランド「フェローズ」
スタート時はナイロン製のフライトジャケットやビンテージスウェットといった
アメカジ&ミリタリーを代表するアイテムを次々と発表。
当時、まだそういった本格的なレプリカウエアをリリースしているブランドは少なく、マニアを驚かせた。

ジーンズの生産に着手したのは翌年の1992年。ファーストモデルである427(後に427Pと改名)をリリース。
その後フェローズはワークウエアラインを「ストーミーブルー」とし、現在に至るまで数々のジーンズをリリースしてきた。
※現在は全ジーンズをストーミーブルー/フェローズデニムへと一新し、再スタート(下記の追記参照)

フェローズ/ストーミーブルーの特徴としては、スタート時から所謂「完全復刻」を求めるのではなく、
古き良き時代の良いところは積極的に取り入れたうえで
「フェローズらしさ」つまりはオリジナリティーを存分に散りばめたところにあるだろう。
今でこそこういったコンセプトのブランドは珍しくないかもしれないが、
90年代初頭から中期にかけてのレプリカジーンズブーム時には珍しい存在だった。
当時は各社がいかにオリジナルのXXに近いものを作れるかということに心血を注いでいた時代であり、
ビンテージジーンズブームから流れたユーザーも完全復刻を求めていた時代である。
そんな時代に高々と「オリジナリティー」を宣言するストーミーブルーのジーンズはある種異様と言えたかもしれない。
そのある種異様とも言えたストーミーブルーは広告も他社とは一線を画していた。
当時次々と参入してくる他社のジーンズに疑問を投げかけるかのようなその広告に衝撃を受けた。

ここまで読んで頂ければジーンズブランドとしてのフェローズのストーミーブルーが
いかに斬新な存在だったかということがお解かり頂けたと思うが、
これはなにもコンセプトや広告だけに限った事ではない。
その1つとしてストーミーブルーの代表アイテムであるジーンズを例に挙げてお話しよう。

ストーミーブルーのジーンズは常に改良が施されているという。驚くべき事にそれは毎年見直されてるそうだ。
同じ品番のジーンズでも細かく見直され、パターンに微調整が加えられてるというのだ。
これは日本人の体系の変化、更にはその時代の流行等を読んでのことだ。
スタンダードを提唱するアメカジブランドにとって、こういった細かいマイナーチェンジを繰り返すブランドはそうはない。
そして、このような他社とは一線を画すストーミーブルーの斬新な取り組みには、
ただのレプリカには終らない将来性を感じるし、これがフェローズの醍醐味とも言える最も魅力的な部分だろう。

そういったフェローズの斬新な取り組みは新技術の開発にも及ぶ。
その名もスターチドウォッシュだ。
スターチドウォッシュはフェローズ/ストーミーブルーが工場と独自に開発したジーンズのウォッシュ技術で、
ワンウォッシュながら若干糊が利いたようなパリっとした風合いを実現。
これになんの意味があるのかと言うと、
従来のどこにでもあるワンウォッシュのジーンズは、
洗いと乾燥を行うことで生地が柔らかくなってしまい、皺やヒゲ、ハチノス等が残りにくくなってしまっていたのに対し、
このフェローズ/ストーミーブルーが開発したスターチドウォッシュは
ワンウォッシュながら皺やヒゲ、ハチノス等が残りやすい硬さを生地に残す事に成功した。
これは、縮率を気にせず1回の試着でサイジング、
そして裾の長さを決められるというワンウォッシュジーンズの最大のメリットと
皺やヒゲ、ハチノスといったファーストウォッシュに大きく関わってくる要素、
つまりはワンウォッシュジーンズのデメリットの克服を融合した画期的なウォッシュ技術だ。
このスターチドウォッシュの登場により、初心者が最も悩むファーストウォッシュの煩わしさを難なくクリアしてしまった。
こういった斬新な発想はフェローズならではのものだろう。

フェローズが送り出すストーミーブルーはいつも我々を驚かしてくれる斬新なアイデアを提供してくれる革新的なブランドだ。
これからも他社とは一線を画すアイデアで我々ユーザーを楽しませてくれるだろう。
2006年にはちょうどストーミーブルーの母体であるフェローズがブランド設立15周年を迎えた。
もちろんストーミーブルーからも続々と15周年記念モデルが発売されたのも記憶に新しい。
今までストーミーブルーの商品に馴染みがなかった方も
これを機会に一度、斬新な商品群に触れてみてはいかがだろうか?
ブランド(レーベル)名「ストーミーブルー」は「嵐のように鮮烈な藍」という意。
フェローズが自身を持って送り出すストーミーブルーのジーンズはそんなブランド名に恥じない色落ちを楽しめる。

※追記※
尚、現在はストーミーブルーの前型番のジーンズは全て製造中止となり、
全型番を2009年の3月1日よりストーミーブルー/フェローズデニムへと一新し再スタートを計った。
スタートから現在までのフェローズのジーンズのコンセプトは色濃く残しながらも、
その名のごとくバッファローの角を意識したバッファローホーンステッチや、まるでアイコンのようなロゴ入り飾りリベットなど、
よりフェローズというブランドを全面に主張するかのようなディテールを新たに装備し、個性的なジーンズへと変わった。
今までのフェローズのジーンズは、パーツなどの内面要素に個性はあったものの、
外面要素の主張はさほどなかったと言えるがストーミーブルー/フェローズデニムに変わったことで、
これらの外面要素が加わり、オリジナリティをより強烈に感じるジーンズへと変貌を遂げたと言えるだろう。
ちなみにストーミーブルー/フェローズデニムへと変わっても、前型番時代の個性的だったディテールは受け継がれてるようだ。
例えば421の後継モデルである新ジーンズ「421-SW」を例にとると、
もちろんのことスターチドウォッシュやランダムボタン、ランダムスレーキといったパーツ類も失われてないようだ。
今後もフェローズの新ジーンズ「ストーミーブルー/フェローズデニム」にはますます目が離せないことになりそうだ。


ストーミーブルー by フェローズ│STORMY BLUE by Pherrow'sのジーンズラインナップ
421(50年代中期のXXをモチーフに随所にストーミーブルーらしさを加えたフラッグシップモデル)
451WW(大戦モデルをイメージ。シルエット等は日本人向けに改良を重ねている)
466(66モデルをイメージ。生地は専用のものが使われている)
417(517をイメージしたブーツカット。シルエットはやはりストーミーブルー流)
401(101Bをイメージしたモデル。倉庫から発見されたデッドストック生地を使ってるということで話題をさらった)
421 BLACK(421のブラックデニムバージョン。もちろん縦落ちします)
421SP-15TH(15周年を記念して制作されたモデル。421を基本にブランド初のジーンズである427のディテールを随所に加えてる)
521XX(志村氏が所有する50年代のXXを完全復刻した新定番)
ストーミーブルー/フェローズデニムのジーンズラインナップ
421-SW(421の後継モデルで若干細身のストレート)
451-SW(451の後継モデルで当然ながら大戦モデルがモチーフとなる)
417-SW(417の後継モデルでブーツカットタイプ)
521-SW(521の後継モデルでやや太目のストレート。当然オリジナリティが加味されるので501XXの完全復刻というわけではない)
フェローズ/Pherrow'sのレーベル
ストーミーブルー(上でもバッチリ紹介したフェローズのワークウエアライン)
フェローズデニム(ストーミーブルー廃止後、新たに登場したジーンズライン)
フェローズスポーツウエア(スウェットやスタジャン等アメカジウエアを中心としたライン)
C.C.MASTERS(フェローズを世に知らしめたフライトジャケットを中心としたミリタリーウエアライン)
バンブルビー(モーターサイクルウエアを中心としたライン。ラインナップは本格的)
マヒマヒライダー(ハワイアン&サーフテイストのウエアを中心としたライン。アロハシャツ等が中心)
匠(和をテーマにしたウエアを中心としたライン。刺繍や抜染等日本の伝統技術を積極的に取り入れたアイテムが中心)


デニムギャラリー内で紹介しているフェローズ/Pherrow's
421 521XX バンブルビー
デニムメッシュキャップ


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