ウエスコ/WESCO PACKER

WESCO/ウエスコのブーツ、パッカーです。

今月末発売のフリーアンドイージーが久々にブーツ特集ってことなので、
期待を込めつつ、もう1足手持ちのウエスコをアップしてみました。
前回のブーツ特集が2008年12月号だったので実に1年ぶりですね。
(今月末発売される号は2009年12月号)

ウエスコの第3弾はジョブマスター?と思いきや、なんとパッカーです。
雑誌だかネットだか忘れましたが、
パッカーのレギュラートウでバブルトウ仕様のブーツを見た時、素直にかっこいい!と思いました。
すでに紹介しているジョブマスターのページでも書きましたが、
僕はジョブマスターのレギュラートウスタイルがあまり好みではなく(あくまでもデザインの話)
個人的にレギュラートウスタイルならウエスコよりホワイツと思ってました。
(レーストゥトウスタイルなら逆にウエスコの方が好みだったりします)
しかし、この仕様のウエスコを見た時、
素直に欲しいと思わせるものがあったのでオーダーしてみる事にしたのです。
で、オーダー後約3ヶ月弱ほど待って待って届いたのがこのパッカーというわけです。
確か今年の2月くらいでしたかねオーダーしたのは。

通常のパッカーはまずラスト/トウがウエスタントウ(ウエスタンボスでも使われてる形)になるのですが、
そのラスト/トウを今ちょっとした話題になってる9109ラスト、俗にバブルトウと呼ばれてるものへと変更してます。
このバブルトウは以前ボスに使われていたというラストを復活させたもので、
現在スタンダードとなっているボストウよりもつま先に高さがあり、
丸くて平べったい現在のものよりもボリュームがありながら、
トウ部とヴァンプ部にメリハリがあるせいか若干シャープにも見えるような気がします。
(履き込むと甲の部分が落ちてくるので余計にそう見えます)
なんでもこのバブルトウはスチールトウの形が変わったことから消えかけていたラストのようですが、
どうやら今まではこのバブルトウと現在のボストウが混在していたようで、
スチールトウをオプションとして加えないと時折このバブルトウで製作されることもあったようです。
(そもそもウエスコではこのラストの違いをそれほど重要視はしていなかったということでしょう)
しかし今後はこのバブルトウをトウバリエーションの一つとして選択できるようになりました。
ただ、やはりスチールトウはこのバブルトウには適合しないので、
バブルトウを選択した場合はスチールトウはオプションとして加えられません。
スチールトウを希望する場合には今までと同じようにボストウを選択する必要があります。
個人的にはウエスコ標準のハードトウでなんら不便を感じたことはないのでスチールトウの必要性は感じませんが、
スチールトウにこだわる方はバブルトウでは不可なのでボストウを選択することが必然となってきます。
また、ワンピースタイプのソールにもバブルトウは適合できないようなので選択不可となってます。

僕が見たパッカーがたまたまこのバブルトウだったのでこれを採用しましたが、
現在のボストウやモーターサイクルパトロールトウなどのラストを使っても
また違った雰囲気を出せて面白いかもしれません。

カラーやレザーマテリアルについてですが、
カラーは今年の初めくらいからマイブームの黒、
そして一度やってみたかった同色ツートン(今回は表裏使い)にチャレンジしてみました。
レザーは去年か今年からウエスコに新たに加わったブラックタイというマテリアルです。
以前からあるオイルドのブラックよりも若干薄めのレザーなのですが、光沢感が強く、独特の雰囲気を醸し出してます。
このブラックタイは、なんでもなめしの段階でブラックに加工する特殊な工程を経て作られるレザーらしいのですが、
それ以上の詳しいことはよく分かりません(笑)
ただ、そういったディテールよりも、見た瞬間に直感でかっこいいと思ったのが採用の理由です。
このブラックタイは所謂茶芯の黒ではありませんが、
まさに漆黒の黒という感じで、光沢感と相まって個人的にはほんとにかっこいいと思ってます。
今回はこのブラックタイをスムース(表革)とラフアウト(裏革)で使い分け、同色ツートンにしてみました。
ヴァンプをラフアウト、それ以外のクォーター、カウンター、バックステイ/プルループをスムースとしました。
ブラックタイのラフアウトに関しては、ブラックオイルドのラフアウトに比べると
キメが細かいと言いますか毛足が短めで幾分繊細な印象があると思います。
もちろん、オールラフアウトやオールスムースでオーダーしても面白いと思いますが、
同じツートーンでもヴァンプをブラックタイのラフアウトではなく、
ブラックオイルドのラフアウトでブラックタイのスムースとツートーンにしても面白そうです。
同じブラックでも表情に違いがありますのでまた違った印象になりそうですね。

このパッカーの特徴としては、
ジョブマスターと異なり、アッパーやカウンター、バックステイにヘビーステッチがないんですよね。
その代わりといってはなんですが、アッパーにのみダブルを往復させた4本のレギュラーステッチが入ってます。
ステッチとステッチの間にそれほど間隔がないため、
よく見ないと一瞬ダブルやトリプルならぬクアドラプルステッチのようにも見えますね(笑)
ホワイツもダブルが2本通ったステッチが入ってますが、
ステッチとステッチの間に間隔があるため、このパッカーとはまた違って見えます。
また、比べてみるとホワイツのステッチの方が全体的にピッチが細かいですね。
その分ホワイツの方が繊細に、ウエスコは無骨な感じに見えます。
ちなみにウエスコの場合、アッパーステッチカラー(レギュラーステッチ)をブラックかブラウンで選べます。
(ブラウンが標準でブラックはオプション扱い)
ヘビーステッチが入ってるモデルに関してはホワイトが標準となっていますが、
アッパーステッチカラー(レギュラーステッチ)は同様にブラックとブラウンから選べます。
ヘビーステッチもオプションでブラックやオレンジ、カーキグリーン、
そして素材をケブラー(ブラックorイエロー)に変えることも可能です。

また、通常のパッカーならばウエスタントウなのでヒールもウエスタンヒールになるようです。
このウエスタンヒールは、カーブの角度が緩やかでハーフムーンのようなアールを描くロガーヒールと違って
角度が急で、アールをほとんど付けず削られた乗馬に適した形のヒールということなんですが、
このパッカーはバブルトウでオーダーしたものなのでロガーヒール仕様となっております。
そして実験的にヒールの高さをレザー1枚分低くする1リフトローワーというオプションを加えてますので、
ヒールの高さがレギュラーのものよりもちょっとだけ低くなっています。
ちなみにウエスタンヒールは標準の高さから1リフト高くなる仕様です。

ソールは我が家のブーツではもはやお馴染みとなったダブルミッド&ビブラム#705の仕様。
ダブルミッドって好き嫌いが分かれるディテールだと思いますが、僕は好きですね。
ただし、アウトソールがハーフ(セパレート)のものや薄いものに限りますけど。
今回はミッドソールのステイン/エッジをブラウンとし、705もブラウンをチョイスしてみました。
でも、今思うとブラックエッジ+ブラックの705でも良かったかな〜なんて思ってます。
というのも、今回なぜブラウンをチョイスしたかと言いますと、
オプションでレザーライニングを付けてみたのですが、カラーをブラウンにしてみたからなんですよ。
トップエンドにチラっと見えるブラウンとソールの色がブラウンってかっこいいかな〜なんて思ったんですが、
このライニングのブラウンがほとんど茶色に見えないブラウンなんです(笑)
画像も撮ってみたのですが、僕のデジカメの性能ではブラウンに見せるのが困難なほどです。
なんと言ったら良いか・・・チャコールブラウンってのが一番近い表現でしょうか。
ですのでライニングもブラックにしてブラックエッジ+ブラックの705でオールブラックという組み合わせも良かったかも。
ヴァンプがラフアウトだけにそちらの方が合ったかな〜という気もしてます。
これが逆に全てスムースだったらブラウンの方が良いかもしれませんね。
ソール張替えになったらオールブラックにしてみようかな〜なんて思ってます。

それでは改めてこのブーツの主な仕様です。
モデル名:PACKER/パッカー
ラスト/トウ:9109/バブルトウ
レーシングパターン:レギュラートウ(RT)
ハイト:7インチ
レザーマテリアル:ヴァンプ/ブラックタイのラフアウト(裏革)、それ以外がブラックタイ(表革)
ハードウエア:ニッケル
ミッドソール:ダブルレザー
アウトソール:ビブラム#705(ブラウン)
ステイン/エッジ:ブラウン
オプション:レザーライニング(ブラウン)、1リフトローワーヒール
ワイズ(ウィズ):C
シューレース:パトリックのコットンレース(平紐)
となっています。
この上の画像は付属されていたフォルスタンを装着した姿です。

ちなみにですが、上の画像はホワイツのバウンティーハンターと並べてみた画像です。
なんで並べてみたかというと、高さを比べるためです。
というのも、以前から同じハイトでもウエスコってホワイツに比べると高さが低く見えるな〜なんて疑問に思ってたんですよ。
特にジョブマスターの6インチを見た時、同じ6インチのスモークジャンパーと比べると低く感じてました。
ですので今回このパッカーは、6インチではなく7インチでオーダーしたんです。
で、実際に並べた結果がこれ。
なんとウエスコの7インチとホワイツの6インチはほとんど同じ高さだということが分かりました。
高さを(トップエンドからトップリフト下まで)実際に測ってみるとどちらも18〜19cmです。
インチ換算で言えば1インチ=2.54cmなんで18cmでほぼ7インチになります。
それでなんでホワイツは高めにできてるのかなと思ってブーツをいろいろ調べていたら、
ホワイツの場合、ヒール全体の高さ分を差し引いた数字が15〜15.5cmなんです。
これってインチ換算だとほぼ6インチなんですよね。
この辺は詳しく知らないのではっきりとは言えませんが、
もしかしたらホワイツのハイトはヒール全体の高さを含めてない数字なのかもしれません。
僕にはホワイツの6インチがベストな高さだったので、今回ウエスコを7インチでオーダーしたのは大正解でした。
今後もしウエスコでジョブマスターやこのパッカーをオーダーする機会があればまた7インチでオーダーしようと思ってます。

それとサイズ感ですが、今回のウエスコはCワイズでオーダーしてみたのですが、
履き比べてみると同サイズでホワイツのDワイズの方が小さく感じました。
上から見下ろすと確かにウエスコの幅の方が細く見えるんですが、
おそらくホワイツの方が足首から甲に掛けて低く(細く)できてるのとクォーター部が細いからかなと。
足首から踵のフィット感もホワイツの方が上ですね。
アウトソールを測ってみると縦の長さはほぼ同じですが、やはり幅はCワイズのウエスコの方が細めでした。
画像で並べるとこんな感じです↓
(一緒に撮影したものではないので正確に同じ大きさ/条件ではないですが)
ウエスコよりホワイツのほうがクォーターからヴァンプ、カウンターに掛けて細身なのが分かります。
※ウエスコの方はまだほとんど履いてない状態の画像なので甲がまだほとんど落ちてきてないってのもあると思います。
こうやって並べてみると縫製の違いや形の違いが見れて面白いです。


ウエスコ/WESCO パッカー/PACKER|の〆

いかかでしたでしょうか?ウエスコのパッカー。
これはこれで良いですよ。
履き心地は僕の場合はホワイツに軍配を上げますが、
これは履く人の足の形なんかによっても変わってくるでしょうし、
一概にどちらが良いとは言えないんじゃないですかね。
実際、ウエスコの方が履き易いって方もたくさん居られますし、
僕の場合はたまたま足の形がホワイツ向きだったというだけでしょう。
アーチイーズも好きですしね。
ですので、ホワイツとウエスコで迷ってる方は実際にどちらも履いた上で決めていけば良いと思います。
足型に合わせてカスタムオーダーなんて方法もあるので、
不安な方はそれらを利用してみるのも良いでしょう。料金は上がりますが・・・

あとはもうデザインなんかの好みの問題ですよね。
今まで僕はレギュラートウスタイルならウエスコよりホワイツなんて思ってましたが、
こうしてウエスコにもパッカーなんて選択肢もある事を知りましたし、
依然エンジニアブーツに関してはウエスコやVIBERGの方が魅力的なのは確かです。
同じメイドインUSAのブーツとしては、ウエスコやホワイツのようにカスタムオーダーはできないものの、
クオリティとプライスをうまくまとめているレッドウイングやチペワも忘れてはいけませんし、
ドレスよりながらオールデンなんかもありますしね。
メイドインUSAに拘らなければ、もちろんメイドインジャパンの良質ブーツもたくさんあります。
どれを選ぶかは自分次第ってことでしょうね。
いろいろ試してみて自分に合ったものを見つけるのが理想的だとは思いますが。
09.10/29



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