インディゴと染色

ジーンズの色落ちを追求していくうえで絶対に外せないのが、
ジーンズの染色に使われている染料「インディゴ」です。
僕が持っているジーンズは全てこのインディゴによって染められています。
インディゴと言いましても、一般的に合成インディゴと言われているものです。
この合成インディゴとは1880年、ドイツの科学者A・ボン・バイアーによって報告され、
その後研究が進められ1883年に化学構造が決定し量産が始まったとのことです。
構造的には、天然インディゴの不純物を取り除き、純粋な成分構造だけを抽出したものだと考えて良いようです。
(あの501XXもこの合成インディゴによって染められていました)
ブルージーンズは、基本的にこの合成インディゴを用いて、
糸の段階からロープ染色という手法で染めらられた経糸と、
未染色の緯糸で綾織りされたデニムを縫製し、パンツとして仕立てたものになります。
注意:インディゴで染色する前にサルファー(硫化染料)などで下染めする場合も多いです。

ロープ染色とは、ロープ状に束ねられた原糸が機械に巻き取られていく過程で、
染料の液槽につけられ空気に触れて酸化する、を繰り返し行って染色する方法です。
インディゴは空気中の酸素と結合してあのインディゴブルーに染まるのです。
なぜ繰り返し染色するのかというと、インディゴは染着力が非常に弱いからです。
何回も繰り返し染色する事で、あの濃いブルーに染まっていくわけです。
それでも、空気中の酸素と結合しにくい糸の中心までは染まらず「中白」という現象が生まれます。
これが穿き込んでいった後に表れる青と白のコントラストを生む要因の一つとなります。
このように染められた糸を経糸、未染色の糸(生成り色)を緯糸に用い、
斜めの畝が出る綾織で織り上げたものがジーンズなのです。

こういった非常に丁寧な染色はコスト等の問題から次第にされなくなってきました。
所謂、レプリカジーンズはこういった染めを再現しているものがほとんどで、
中には十数回も繰り返し染色を行ったものもあるようです。

ロープ染色のほか、天然インディゴで染色する際よく用いられるのが「かせ染め」と言われる手法です。
これは天然インディゴが入った瓶に束ねて輪っか状にした糸を何十回も浸けては絞り
空気にさらす事で酸化させて青く染めるといった染色方法で、
機械で行うロープ染色と違い、人による手作業で行われるため
職人の卓越した技術もいりますし、時間や手間もかかります。
このかせ染めの最大の特徴は、ロープ染色と異なり糸が芯まで染まることです。
糸が芯まで染まるので、なかなか色落ちが進まないってわけです。
レプリカメーカーが出している天然藍染めのジーンズは、ほとんどこの染色方法で染色されています。
価格帯が他のジーンズよりも高いのはこういった背景があるわけです。
ただ、前述したようにこの染色方法では糸の芯まで染め上げるわけですから
みなさんがジーンズの色落ちと聞いて思い浮かべる青と白のコントラストが明快な色落ちにはならないのです。

色落ち研究所
其の一:簡単な基礎知識編 其の二:色落ちメカニズム編
(1)生地と織り (2)インディゴと染色 (1)剥がれ落ちていくインディゴ (2)アタリ、ヒゲ、ハチノス (3)縦落ち
其の三:洗濯編 其の四:サイズ編 其の五:自分なりの結論編
(1)洗濯が及ぼす色落ちへの影響 (2)洗剤 (1)ジャストサイズとオーバーサイズ、シルエット (ラスト)ジーンズの色落ちは深い。。。


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